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for the decade…

先日、ひょんなことから結婚して20年目
つまり、主婦20年目だと気がついた。

20年ってすごく長い時間だなって思うけれど、
子どもの成長と共にの20年だから、
私自身に関する記憶ってあまりなくて…

ただ、この10年は
本当に落ち着かなくて、
10年経って今ようやく、
私のココロも、あの出来事に対して、すこしだけ穏やかになって、
10年前からしばらく続いた
やり場のない気持ちを振り返ることができるようになっている気がする。

 

まさか自分が結婚すると、
しかもあんなにも早くに結婚するとは思ってもいなかった。
自分にはやりたいことがあって、
結婚するとしても、実家のそばで、母に協力してもらいながら…
なんて、10代のころは思っていた。

ご縁とかタイミングとかって不思議なもので
それをつかむかどうか、だと思うのだけれど、
結婚に関しては、
それをつかむことより、
そのあとの、それを持続させることのほうが、
自分だけのことでは済まないだけに、
本当は、本当に、難しいと思う。

 

10年前
私にとっては、晴天の霹靂という出来事が降りかってきて。
それは、それまで全く結婚相手に頼りっぱなしだった
私の考え方・生き方を揺さぶるようなものだった。

何かを清算して済むことなら、きっとすぐに手放せたのだろうけれど、
そこに、私の想いを踏みにじられたという感情が加わってしまったために、
本当に今までにないほどの憤りを感じたし、
その感情をなかなか手放せなかったし、
相手を許すこともできなかった。
でも、かといって就職1年で結婚してしまった自分が、
今ここで、全くの無防備で子どもとともに放りだされたところで、
どうなるというのだろう。

とりあえず、まずは何か、自分が社会に出て生きていけるという
その何かを見つけないと、と気持ちばかり焦ったり、
そんな出来事を起こしても、
当人は前と変わることなく、同じ生活を続けられているという現実に、
同じ家族として、子どものためには良かったと思う気持ちはあるのだけれど、
個対個として、素直に喜べない「私」もいて、
本当に自分の中が張り裂けそうで、
実際に、今思えば…… ずたずたに引き裂かれていた。

 

その時の気持ちは今も引きずっていて、
おそらく誰かに
全く頼るとか
すべて信頼するとか
もうできないんだろうなと思う。

 

でも、それは悲しむことばかりではなくて、
子どものことは、お金に関すること以外、
頼ることなく、本当に文字通りすべて私がやってきたと胸を張って言えるし、
10年前にあんなことがあったにも関わらず、
まるで何もなかったかのように、
今の暮らしを維持できている。

私に関して言えば、
それまで、「~なんだからこうしていなくちゃ」という
見えないリミットを自分に課していたところがあった…
ということすら気がついていなほどだったけれど、
そういうみえない呪縛から一つ一つ自分を解放していって、
今は自分の思うように動けるようになったし、
以前とはまた違う形の、いろいろなものの手放し方を覚えたと思う。

 

結婚したことが
良かったのか悪かったのかわからない。
でも、今はもうそんなことはどうでもよくて…
ただ、次にもし生まれ変わったら、
結婚はしないようにと
今の自分のすべてに言い聞かせている。

 

今、自分の好きに使える時間や気持ちの余裕ができて、
10年前に思うように動けなかった分を取り戻すかのように、
あれこれチャレンジしている。
それを心配してくれる人もいるけれど。
きっとね、私のこの10年を知ったら、
仕方ないなそうなるよねって思うんじゃないかな。
そして10年前の出来事を知ったら、
夫婦が一生を寄り添うことを説くこともしなくなるんじゃないかな。

それぞれがそれぞれに良い形は違うから…
でもただ私と触れ合う人が心地よく過ごせますようにと
それは常にそう想って暮らしている。